FXのリスク管理講座

損切りとは?どうしても損切りできないならFXはしない方がいい

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まもる先生、損切りについて調べていたのですが、「損切りはしなくてもいい」とアドバイスしているサイトも多くありました。実際のところはどうなのですか?
そのような手法もありますが、私はおすすめしません。損切りはFX
のリスク管理においてとても重要なのです。
そもそも損切りについてよく理解できていないので、そこから教えてください。
分かりました。では今回は「損切り初級編」ということで詳しく説明しますね。

 

今回の要点チェック!

  • 損切りは、評価損を確定する(決済する)ことを意味する
  • 損切りの代案としてナンピンや両建てなどの対応策はあるが、難しく初心者にはおすすめしない
  • 〇〇ショックなどに限らず、急騰急落は日常的に起きているので損切りを入れないトレードはリスクが高い
  • 損切り貧乏にならないためにも、損切りの経験やスキルを身につける必要がある

損切とは?まずは基本的な意味を理解しよう!

まずは損切りの意味を説明しますね。

FXの取引の流れですが、ある通貨を買うか売るか決めてエントリーします。

その後に反対売買の決済をして損益を確定するというのが一連の流れですよね。

例えば米ドル/円を110円で買い、エントリーしたことにしましょう。

チャートのレートは常に動いているため、決済するまでは評価損益(まだ確定していない損益)も連動して変動します。

レートが110円よりも上ならプラス、下ならマイナスですね。

一旦プラスになったけど、マイナスに転じたなどというのはよくあることですね。

損切りというのはこのマイナスの評価損になった時に損失を確定する(決済する)ことを意味します。

損切り時のレートというのは自分で決めることができるので、人によってはマイナス5pipsで損切りという場合もあるでしょうし、100pipsほどマイナスになってから損切りをすることもあるでしょう。

ロスカットとは何が違うのですか?
ロスカットについては別にて説明しますが、ロスカットは一定の値になったら強制的に損失を確定させられるもので、損切りは自分の意思で決定するという大きな違いがあります。

自分の意志で決定するからこその難しさはもちろんあります。

例えば、損切りをしないと決めたトレードはギャンブルに近いと言えるでしょう。

逆にしっかりと損切りを行えるスキルを身につけた場合は投資にもなります。

ギャンプルと投資の境界線がはっきり決まっていないことがFXが難しいとされる1つの要因かもしれません。

「昨日のトレードでは損切りしたけど、今日はしない」、「損切りの値は感覚的でいつもバラバラ」というようなことがあれば、一層FXが難しく感じることでしょう。

ギャンブルでいくのか投資でいくのかをまずはっきりさせることが大切です。

投資と決めたならリスク管理、資金管理を徹底する。

これくらいの潔さがFXには必要ですね。

今日はリスク管理に直結する話なので、少し厳しめですね。

ポイント

  • 損切りとは評価損を決済して損失を確定させること。

 

 

評価損に対して損切り以外の対応はあるの?

損切り以外の対応とは?

損切りには大きな損失を防ぐという意味があるのですね。損切りの意味はよく分かりました。損切り以外に何か他の対策はありますか?
そうですね。評価損益がマイナスになった時にとる対応はいくらかあります。どれもあまりおすすめできないですが、一応確認しておきましょうか。

評価損に対するその他の対策

  1. ナンピンをする
  2. 両建てをする
  3. そのまま保有する
それぞれ簡単に説明しますね。

ナンピンをする

それではナンピンから説明しましょう。

前提としてさらにポジションを持てるだけの余剰金がなくてはいけません。

例を出して簡単に説明しましょう。

1万通貨の米ドル/円を110円で買ったとします。(買いエントリー1)

ところが予想に反して下落し、とうとう109円まで下がってしまいました。

この時の評価損はいくらか分かりますか?
1万通貨が1ロットなので、10,000通貨 × -1円 = -10,000円ですね。
その通りです。

そして次に、この109円のレートでさらに1万通貨の買いポジションを持ちます。(買いエントリー2)

ここからさらに下落が進むようであれば、マイナスがどんどん増えるだけですね。

ただ持ち直して上昇した場合はどうでしょうか。

109円のレートが109.5になるだけで、最初のポジションは-5,000円、追加のポジションは+5,000円となり、合計2万通貨の評価損益をプラマイゼロにできるのです。

もしナンピンをしなければ、プラマイゼロにするためには110円まで上昇するのを待たなければいけません。

うまく相場が反転してくれれば、機能する手法ですが初心者にはもちろん難しいですし、ポジション(取引数量)を増やしていくので、それだけリスクも増えます。

 

両建てをする

例えばまた米ドル/円が110円の時に1万通貨の買いのポジションを持ち109円まで下落したとしましょう。

この時の評価損は-10,000円でしたね。

この109円の時に1万通貨の売りのポジションを持つとどうなるでしょうか。
同じ取引数量なので、買いと売りで相殺され、ここから上下どちらに動いても-10,000円の評価損は変わりません。
素晴らしいですね。その通りです。

相場が下がりきって、反転上昇すると思った時に売りのポジションを決済して、買いポジションのみにすることで、予想通り上昇すればピンチを切り抜けたことになります。

これも簡単なようで、いつポジションを決済すべきかのタイミングが非常に難しいです。

運が悪ければ両方のポジションでマイナスになることもあるでしょう。

 

そのまま保有する

そのまま保有する場合は「ポジションを決済するまでは損失にはならない」という考えだと思いますが、非常に危険です。

行き着く先はロスカットとなり、多くの資金を一回のトレードで失うことになります。

 

損切り以外のこれらのどの手法もチャートが予想通りに動いてくれればいいのですが、そんなに簡単なものではありません。

もちろん運よくピンチを切り抜けることもあるかもしれませんが、忘れがちなのは「常に勝ち続ける必要がある」ということです。

連続して何回もできることではありませんよね。

10回のうち1回失敗しただけでも大きな損失を出すことになります。

よほどのスキルを身につけない限りは非常にリスクが高いと言えるでしょう。

ポイント

  • 評価損への対応は損切り以外にあるが、どれもリスクが高く初心者は特に注意

 

 

損切りができないのはなぜ?

先ほどの例で説明した評価損への対応策は損切りをしない派の手法です。

トレードスタイルやスキルによっては機能する場合もあるでしょう。

ただ、損切りの重要性は分かって、損切りしたいのだけれどもできないという場合も多くあります。

何を隠そう私も最初は損切りができませんでした。

プロスペクト理論というものが関係していて、感情に任せたままトレードをしているとなかなか損失を限定することは難しいです。

ただ、損切りの重要性が頭では分かっていもすぐにできないこともあります。

一番のおすすめはとにかく騙されたと思って損切りをしてみることです。

そして1ヶ月ごとのトレード結果を振り返って、損切りをしているのに利益が残っているという感覚をつかむことが一番の近道だと思います。

何も考えないでトレードをしているとどうしても利益が少なく損失が多くなるものです。

その人間の行動心理に逆らう必要があるので、まずは強制的に実践して感覚をつかむことだと思います。

慣れるまでは大変ですが、一度慣れれば当たり前のように、機械式にできるようになるものです。

もし初心者であれば、リスク管理のためにも、まずはこの損切りを正しくできるようになる必要があります。

 

 

損切りを設定しない場合のリスク例

ここまで損切りがリスク管理の上で重要だということをお伝えしました。

ここでは、損切りをしなければ、どんなリスクがあるのか具体例を出して説明しましょう。

よくリーマンショックや、最近ではスイスフランショックのように〇〇ショックと呼ばれる出来事によってレートが急落急騰するのは知っていますよね。

もちろんそのような場合も考慮してトレードをする必要はあるのですが、何十年、何百年に一度というような経済危機でなくとも、100pips〜200pips程度の変動であれば日常的に起きています。

それは経済指標であったり要人発言であったり理由は様々ですが、このような時に損切りを入れていなければ莫大な損失を抱えることになります。

下記のチャートは2019年の1月2日の米ドル/円の1時間足のチャートです。

休み明けで流動性が低かったせいもありますが、1時間で4円、つまり400pipsも動いていますね。

もしこのような時に買いポジションの損切りを入れてなかったとしたらかなり大きな損失になっていることでしょう。

この場合はその後、値を取り戻していますが、いつも戻るとは限りません。

これほどの急落ではないにせよ急騰急落はいつでも起こり得ます。

そのような場合に損切りをいてれいなければ、予想外の損失につながることになるでしょう。

繰り返しますが、損切りを入れないトレードで10回ピンチを乗り切ったとしても、たった1回のロスカットで資金をほとんど失うことになることを覚えておきましょう。

 

 

損切貧乏にならないためには

ここまで説明すれば損切りの重要性を理解してもらえたのではないでしょうか?

ただ損切りにももちろん経験とスキルが必要です。

何も考えずに損切りを入れていると、面白いように引っかかり損切りの嵐になることも考えられます。

まずは損切りを入れることができるようになったら、次はどこに損切りを設定するかということに意識を向けていきましょう。

できるだけ損失が少なく、かつ切られにくい場所に損切りを入れるのが理想です。

この辺りの説明は損切り応用編で伝えていきますね。

 

 

【厳選】初心者におすすめのFX会社

ここでは数あるFX会社の中から、特に初心者におすすめのFX会社を厳選してご紹介します。

おすすめする会社の中でも、細かなところで違いはあるのでそれぞれの詳細ページを参考にして自分に一番合ったものを選択するようにしましょう。

おすすめのポイント

  1. 主要通貨ペアのスプレッド
  2. 高い約定率
  3. 主要通貨ペアのスワップポイント
  4. 取引ツールの使いやすさ
  5. 会社の信頼性
  6. サービス・サポートの充実

以上を総合して個人的に特におすすめしたいものを選びました。

様々な項目がありますが、その中でも特に重視したのは「取引ツールの使いやすさ」と「会社の信頼性」です。

とことん自分に合ったものを選ぶためには複数口座を開設し、実際に使ってみて比べてみるのも良いでしょう。

GMOクリック証券 [FXネオ]

FX取引高世界第1位

何よりもまず、7年連続取引高世界1位の実績があります。あらゆる角度から見てもスキのないオールラウンダーの会社です。スマホツールの使いやすさやについては、No.1と言ってもいいでしょう。サポート体制もしっかりしており、お問い合わせに24時間対応しています。「迷ったらココ」と言われるほど信頼性のある会社です。初心者からプロトレーダーまで満足度の高い会社です。

GMOクリック証券[FXネオ] 基本情報
取引単位 通貨ペア数
10,000通貨 20
スプレッド(原則固定)※例外あり
米ドル/円 ユーロ/米ドル ユーロ/円 英ポンド/円
0.3 pips 0.4 pips 0.5 pips 1.0 pips

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公式サイトへ

 

DMM.com証券 [DMM FX]

とうとう口座数が70万口座を突破してFX口座数国内No.1取引高についてもGMOクリック証券に続き世界No.2となっています。スプレッドもGMOクリック証券と並び業界最狭水準、サポート体制は業界初のLINEによる問い合わせも可能です。ツールも初心者に扱いやすいことで知られています。取引システムも安定していて、約定力が強く滑りにくいと評判です。

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マネーパートナーズ 

青色03銭静止画

ストロングポイントとしては約定力がNo.1ということです。矢野経済研究所が行なっている調査において10年連続で約定力No.1という評価を受けています。スプレッドも主要通貨についてはGMOクリック証券やDMM FXを上回る水準もあります。またパートナーズFX nanoを利用すると取引単位が100通貨からとなり、初心者がトレードを練習するのにも向いています。

マネーパートナーズ 基本情報
取引単位 通貨ペア数
10,000通貨(100通貨) 20(18)
スプレッド(原則固定)※例外あり
米ドル/円 ユーロ/米ドル ユーロ/円 英ポンド/円
0.3 pips
(0.4 pips)
0.3 pips
(0.8 pips)
0.4 pips
(0.7 pips)
0.9 pips
(1.2 pips)

※( )の値はパートナーズFX nano

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