

〜今回の要点チェック!〜
- 1通貨から始めることができるメリットはトレードの練習ができること
- デモトレード よりも実際の資金を入れてトレードした方が、身につくものが多い
- 1通貨であれば最低5円あれば取引可能、おすすめは100通貨を1000円程度の資金で始めること
- 米ドル円をデイトレードで押し目、戻りを狙うスタイルがおすすめ
- 新規注文するときは決済注文を同時に発注する
- 月利10%を目標にトレードスキルを上げていく
目次
SBI FXトレードの基本情報をチェック

SBI FXトレード
まずは業界トップクラスの低スプレッドが魅力です。そして何よりも他社と差別化しているのが1通貨からの取引が可能だということです。本格的に始めたい人はもちろん、トレード練習用としても使うことができます。そして、SBIグループということもあり、リスクにどれくらい対応できるかを示す自己資本規制比率が業界トップクラスで安心できる会社と言えるでしょう。
SBI FXトレード 基本情報 | |||
取引単位 | 通貨ペア数 | ||
1通貨 | 26 | ||
スプレッド(原則固定)※例外あり | |||
米ドル/円 | ユーロ/米ドル | ユーロ/円 | 英ポンド/円 |
0.27 pips | 0.48 pips | 0.39 pips | 0.89 pips |
※スプレッドは取引数量により変化
SBI FXトレード のメリット
- 1通貨からの取引が可能
- スプレッドは業界最狭水準
- マイナスのスワップポイントが小さい
- 安定したスプレッドと高い約定力
- SBIホールディングスグループの高い信頼性


トレード練習用としても、メイン口座としても持っておきたい口座の一つです。
口座開設は全てインターネットで行うことができ、申込みから口座開設まで3営業日程度です。
必要なものはマイナンバー 確認書類と本人確認書類です。
アップロードやメールでも提出できるので、こちらでの手続きは10分程度あれば全て終わります。
始め方の詳細についてはこちらを参照してください。
1通貨から始められるメリットとは
SBI FXトレードが他の会社とは異なる一番のポイントは、1通貨から始めることができることです。
他の会社は基本は1万通貨から、少なくても1,000通貨からという場合がほとんどです。
その中で1通貨から取引できるというのはとても画期的なことなのです。


FXは一度市場に入れば初心者もプロも同じ土俵に立つことになります。
ギャンブルとしてのFXなら初心者でもできるかもしれませんが、安定して利益を出すことを考えた時に、初心者が簡単に稼ぐことができるほど甘い世界ではありません。
まずは必要な知識を身につけながらも実践して経験を積む必要があります。
その際にたとえ少額だとしても自分の資金を入金してトレードをした方がメリットが多いです。


デモトレードは操作の確認などには向いていますが、始めから多額の資金が用意されています。
いつでも、いくらでも仮想マネーを入金できることからゲームに近い感覚になってしまいトレードの緊張感がなくなってしまいます。
一方でたとえ少額であったとしても、自分の資金を入金することで、トレードにおける精神的プレッシャーを実際に体験しながら経験を積むことができます。
含み損や含み益が大きくなってきた時にどのような精神状態になるのか、損切りが続いたときにどのような行動をとってしまうのかなど、デモトレードよりもリアルに体験できることが大きなメリットです。

資金が無限にあるデモトレードであれば、損失は気にならないですが、自分の資金であれば、どれくらいまでの損失を許容して利益を狙っていくのかなどの意識が高まります。
さらには資金をどのくらい入金してどのくらいの取引量でトレードするのかを自ら決めることになるので、レバレッジなどの計算なども含めて資金管理に対する意識が高まることでしょう。
まずは入金をしよう
口座開設が終われば、まずは資金を入金してみましょう。
入金方法の詳細についてはこちらの記事の最後を参照してください。
入金の仕方はクイック入金と振込入金がありますが、クイック入金がおすすめです。
クイック入金の場合は、自分の口座にすぐに反映されるので、すぐに取引ができます。また手数料も無料のため、大変便利です。
ただし、使える金融機関が限られていることと、事前に各金融機関においてインターネットバンキングの手続きが必要となります。
SBI FXトレードの場合は対応する銀行が380行と多いので、ぜひ利用しましょう。
クイック入金の場合、1,000円から入金可能です。

どのくらいの通貨量から始めるのがいいのか

1通貨から始めることができますが、1通貨なのか、10通貨なのか、100通貨なのか、1,000通貨なのか、どのくらいで始めれば良いのかということです。



最低資金なので、トレードにより少しでもマイナスになると、取引が成立しなくなります。
最低資金である必要証拠金にいくらか余剰金(資金)を加えて取引するのですが、どのくらい余剰金を入金するかで実効レバレッジや証拠金維持率を調整します。
それでは取引量と資金の関係についての表を見てみましょう。
通貨量 |
必要証拠金のみ レバレッジ25倍 証拠金維持率100% |
余剰金を含む目安の資金 レバレッジ10倍 証拠金維持率250% |
1通貨 | 4.4円 | 11円 |
10通貨 | 44円 | 110円 |
100通貨 | 440円 | 1,100円 |
1,000通貨 | 4,400円 | 11,000円 |
1万通貨 | 44,000円 | 110,000円 |
※1ドル110円の場合


もちろん自分の資金と相談して決めることですが、トレードの練習として始める場合は資金を失うリスクも高いです。
失ってもいいくらいの資金で始めることと、緊張感を持ってトレードできるというバランスのとれた通貨量が100通貨あたりではないでしょうか。
100通貨ということであれば、レバレッジ10倍、証拠金維持率250%で始める場合は1,100円の資金が必要ということです。
もし100通貨でエントリーした場合は、
資金1,100円 – 必要証拠金440円 = 余剰金660円
となります。

ここでは必要証拠金を一定額にしてわかりやすくしています。
レートの変動により必要証拠金が増減するので実際の数字とは少しズレています。
取引スタイルを決めよう
取引量が決まれば入金額も決まってきますね。
資金を入金したらトレードができるのですが、練習といえども取引スタイルをあらかじめ決めておくと良いです。

デイトレードは1日に数回のエントリーで、ポジションを日をまたいで持ち越さずにその日のうちに決済するのが基本です。
東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場のうちどれか一つの時間帯をFXに使うことができれば、20pipsから50pipsくらいを狙うことができるでしょう。
あまりトレードに時間が取れないという場合はスイングトレードがいいでしょう。
スイングトレードはもっと長い時間単位でチャートを捉え、日足や週足の波に乗るトレードスタイルです。
もちろん狙う利幅も数100pips程度と大きいです。


取引例
- 資金:1,000円程度
- 通貨ペア:米ドル/円
- 取引量:100通貨
- トレードスタイル:デイトレードまたはスイングトレード
エントリーのコツと知っておこう
それでは具体的にトレードをイメージしてみましょう。
初心者はまずトレンドに乗ったトレードを心がけましょう。
上昇相場の押し目、下降相場の戻りを狙って取引できるようになると利益も出しやすいです。
まずトレンドの発生はローソク足チャートからだけでも分かりますが、テクニカル指標の移動平均線などを用いるとさらに分かりやすくなります。
デイトレードであれば1時間足または15分足のチャートでトレンドが出ているのか判断することになります。
次のチャートは米ドル円の1時間足チャートです。
2箇所の赤丸が上昇の押し目となっているので、このタイミングでエントリーできれば流れに乗れますね。
トレンドが発生していれば押し目や戻りのタイミングを待って取引できるようにしましょう。
上のチャートのようにトレンドラインや水平線などでレートが止まるところをエントリーポイントにしてトレードしてみましょう。
基本ですが、チャートが上昇すると思えば「買い」、チャートが下降すると思えば「売り」でエントリーすることになります。
注文方法を理解しておこう
注文の仕方は大きく分けると2通りです。
注文方法
- 現在のレートでエントリーする
→2WAY注文、2WAY OCO注文、成行 - レートを指定してエントリーする
→指値・逆指値、IFD、IFDOCO


現在のレートでエントリーする場合はチャートを確認しながらのエントリーとなり、チャンスを狙って取引するためチャートを見る時間が必然的に増えます。
ただし相場の流れに臨機応変に対応できるというメリットがあります。
2WAY注文とはプライスボードから1クリックで注文を行う方法です。
スリッページの設定をすることができます。
またOCO注文(決済注文)を追加することも可能です。
成行注文もレートを指定せずに現在のマーケットレートで注文する方法ですが、注文発注後にレート変動があった場合、変動後のレートで約定し、スリッページの設定はできません。
ズレたとしても必ず約定させたい時の注文方法です。
レートを指定してエントリーする場合は注文の予約をしておくイメージです。
具体的にはチャート分析をした後にエントリーする値を決めて発注します。
決済注文をどうするかで種類が異なってきます。
IFDOCOはエントリーする値に加えて、決済注文(損切りの値、利益確定の値)を同時に設定する方法です。
この注文方法なら発注した後で何もする必要がないため、ほったらかしでもOKです。
ずっとチャートに張り付いてトレードするということもありません。
ただ相場の流れに臨機応変に対応できないというデメリットがあります。
トレードに費やせる時間やトレードスタイルを考慮して注文方法を選ぶようにしましょう。
どちらにも言えることですが、エントリーと同時に損切りと利益確定の注文を発注しておくようにしましょう。
つまり、2WAY OCO注文とIFDOCO注文を利用すると良いです。

まずはリスクリワードが1 : 3以上になるようなエントリーポイントを見つけ出し狙うようにしましょう。
最初はどうしても損切りが多くなってしまいます。
定期的に自分のトレードを見直して成功トレードと失敗トレードを検証して、トレードスキルを磨いていきましょう。
目標としては資金1,000円を1ヶ月後に1,100円に増やせるとよいでしょう。
100円の利益と考えると微々たるものですが、月利10%ということなので、資金が100万円に増えると毎月10万円の利益が出ることになります。