

〜今回の要点チェック!〜
- ロスカットの前に損切りを設定することが重要
- ロスカットラインは証拠金維持率をもとに設定されるが、資金を増やすか取引数量を減らすと維持率は上がる
- みんなのFXのロスカットラインは証拠金維持率100%割れで、各社と比較すると高い設定になっている
- ロスカットラインが高いとロスカットにかかる可能性は上がるが、守られる資金が多くなるメリットもある
- ロスカットラインが低くても維持率100%を割ると追証が発生するので、とにかく維持率は最低でも常に100%以上を保つ必要あり
- ロスカットを防ぐにはまずは負けないトレーダーになることと証拠金維持率を250%以上を目安に保っておくことが重要
みんなのFXの基本情報チェック

トレイダーズ証券 [みんなのFX]
まずはスプレッドとスワップポイントの両方が、業界トップクラスです。スワップ運用に人気のトルコリラ/円の扱いもあり、スワップポイントも高いことから運用を考えている人にはおすすめの口座です。また各種ツールが初心者にも分かりやすいと好評です。また初心者に嬉しい無料オンラインセミナーを毎月開催していて役立つ情報を手に入れやすいです。
トレイダーズ証券[みんなのFX] 基本情報 | |||
取引単位 | 通貨ペア数 | ||
1,000通貨 | 27 | ||
スプレッド(原則固定)※例外あり | |||
米ドル/円 | ユーロ/米ドル | ユーロ/円 | 英ポンド/円 |
0.3 pips | 0.3 pips | 0.4 pips | 0.9 pips |
※スプレッドは取引数量により変化
- 高金利通貨のスワップポイントが特に高い
- 主要通貨ペアのスプレッドが業界最狭水準
- 1,000通貨からの取引で少額から始められる
- 初心者も使いやすい取引ツール
- 24時間対応のコールセンターなどのサポート体制
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取引通貨単位が1,000通貨なのも小額から始めることができるのいいですね。
今回はロスカットについての説明ですが、基本的なロスカットの仕組みは、各社共通していますが、注意すべき点などについて確認していきましょう。
ロスカットとは
それではまずはロスカットの基本を簡単に確認しておきましょう。
FXはある通貨を買うか売るかして利益を狙うものです。
チャートを見て上がると思ったら買って、下がると思ったら売るというとてもシンプルな取引です。
ただ逆に言えばその他のことは全て自分で判断して対応していかなければいけません。
例えばある通貨を買った場合は、どのくらいまでチャートが上昇すれば利益確定すればいいのか、反対にどのくらいまで下がったら損失確定すればいいのかは全て判断がトレーダーに任せられています。
もし新規注文をしただけでは、いつかは予想と反対方向にチャートが動きロスカット(損失確定)となってトレードが終わります。
エントリーして建玉を保有したら、実は決まっているのはロスカットの値だけなのです。
よく初心者のうちは、損切りとロスカットを同じように考えてロスカットラインを割らなければ大丈夫だと、損失が膨らんでもポジションを保有し続ける傾向があります。
さらには資金を多く入れた方がロスカットラインまで余裕ができるから、さらに評価損に耐えることができると勘違いしている場合もあります。
長期保有するスワップ運用ならばレバレッジを2~5倍程度に下げてロスカットラインを意識した取引をするかも知れませんが、デイトレードやスイングトレードなどで、ロスカットラインを損切りに使っているようでは資金があっという間になくなるリスクが高いです。


確かに損切りを設定せずに損切り=ロスカットラインとしてトレードをすると勝率は上がるかもしれません。
ただ1回でも予想と反対方向に大きくレートが動いてしまいロスカットになった場合はその1回でこれまで積み上げた利益を全て吹き飛ばすことも珍しくありません。
勝ち | 負け | |
1 | 11 pips | − |
2 | 6 pips | − |
3 | 23 pips | − |
4 | 15 pips | − |
5 | 10 pips | − |
6 | 8 pips | − |
7 | 23 pips | − |
8 | − | 150 pips |
合計 | 96 pips | 150 pips |
上の表は、例としてトレードごとの損益をpipsの値でまとめたものです。
これを見ると、勝率は7勝1敗でとても高いのですが、合計では大きく負けていることが分かりますね。
典型的なコツコツドカンのトレードです。
このようなトレードとは真逆で、損切りを小さく、利益を大きく伸ばすことができれば、ロスカットを極端に恐れる必要はありません。
むしろ最後の砦として機能してくれる頼もしいキーパーになり得ます。
サッカーでフォワードの選手たちが前からプレスしてディフェンスをするように損切りも積極的に前から小さく設定することが大切です。

証拠金維持率とロスカットライン
どのくらいの損失でロスカットになるかは各社によって異なります。
各社がロスカットラインを証拠金維持率をもとに定めています。


証拠金維持率の計算式
証拠金維持率 = 資金 ÷ 必要証拠金 × 100
必要証拠金が4万円の時に4万円を資金として入金して取引をすると証拠金維持率がちょうど100%です。
倍の8万円を入金して取引した場合は証拠金維持率が200%です。
例えば、相場が予想と反して大きく動き資金が半分の2万円程度になった場合は証拠金維持率は約50%ということです。
取引数量を一定にして、つまり必要証拠金を一定にして考えた場合は、資金が多いほど証拠金維持率は上がります。
一方で資金を一定にして考える場合は取引数量が小さいほど証拠金維持率は上がります。

各社のロスカットラインとの比較
それでは各社のロスカットラインを確認してみましょう。
主要FX会社のロスカットラインをまとめてみました。
FX会社 | ロスカットライン |
GMOクリック証券 | 証拠金維持率50%以下 |
DMM FX | 証拠金維持率50%以下 |
SBI FXトレード | 証拠金維持率50%割れ |
マネーパートナーズ | 証拠金維持率40%以下 |
YJFX! | 証拠金維持率50%割れ |
外為どっとコム | 証拠金維持率100%以下 |
ヒロセ通商 | 証拠金維持率100%割れ |
外為ジャパンFX | 証拠金維持率60%割れ |
FXプライムbyGMO | 証拠金維持率80%割れ |
みんなのFX | 証拠金維持率100%以下 |






話を戻すとロスカットラインが低いほどロスカットになった時の損失額が大きくなります。
だから、証拠金維持率が低ければ良いという訳でもないのです。
さらには追加証拠金制度もあるので、スワップ運用の長期保有でなければ、あまりロスカットラインは気にしなくても良いでしょう。


詳しくは下記を参照してください。
たとえロスカットラインが証拠金維持率50%割れだとしてもそのラインを割るまで大丈夫ということではなく証拠金維持率が100%を割った場合には追加証拠金が必要になります。
でも追加入金すれば強制決済はされないのですが、追加入金するということはその追加した資金まで失うリスクも発生することとなります。
うまく相場が反転してくれると良いですが、回復せずにズルズルと下がってしまう場合はロスカットされた場合の損失額は大きくなります。
さらに長い間ポジションを保有しているとせっかくのトレードチャンスも逃すことになります。
その意味でも追加入金してさらに保有期間を伸ばそうとするのはあまり得策ではないでしょう。
みんなのFXはロスカットラインが証拠金維持率1000%割れなので、追証はありません。
また、ロスカット時に手数料を取られる

ロスカットとの上手な付き合い方


最初は利益は少しでも良いので、とにかく資金を減らさないことが大前提となります。
いくら資金があったとしてもトレードするごとに資金が減っていくようであればいつかは資金も底を突きます。
負けないトレーダーになるためには、まずは少額で始めてトレードの練習をするのが良いでしょう。
トレードのスキルがアップして資金を減らすことがなくなれば、証拠金維持率がおよそ250%程度になるように取引数量と資金の調整をしましょう。
実効レバレッジでいうと10倍程度です。

損切りを新規注文時に入れておくようにすると、ロスカットにかかるかどうかという心配する必要はありません。
損失は早めに決済して負けを認めることで、トータルでは利益を残すことができるでしょう。
\スプレッド・スワップともに業界最高水準!/