〜FXの正しい始め方〜
- 1. 自分に合ったFX会社の口座(アカウント)開設をする
- 2. FXの勉強をしながら、少額またはデモトレードで実際に取引をしてみる
- 3. 取引結果を振り返って成功トレード、失敗トレードを検証して、失敗トレードを減らしていく
- 4. 成功トレードの特徴をつかみ、手法やルールを作り、試してみる
- 5. 上手くいけば、資金を増やしてPDCAサイクルを回しながらトレードする
FXの正しい始め方とは



多くの人が負けてしまう原因は、FXの始め方にあります。
FXは、取引自体は簡単ですよね。通貨ペアを選び、買うか売るかを選択するだけなので、何ら難しいことはないです。
でも簡単に稼げることと話は別ですよね。
そこを誤解してしまって、多くの人はFXの知識がないままリスクが高いトレードをしてしまい、多くの資金を失います。
例を出しながら具体的に説明していきますね。
FXにはビギナーズラックが多いです。
ただし、そこにはちゃんと理由があります。
例えば、はじめてのトレードでドル円のレートが110円の時に1万ドルを買ったとします。
レートが110円よりも上がれば利益が出ますが、110円より下がれば損失が出てしまいます。
決済するまでは評価損益(含み益や含み損)としてレートと連動して常に変動します。
初心者の場合はどのくらい損失が出たら決済するのか(損切り)を決めていないので、大きく損失が膨らんでもなかなか決済できません。
なんとか含み損を耐えて含み益に変わった時に決済すれば勝ちトレードで利益確定です。
このようなトレードを2回、3回と経験してしまうと「FXって簡単じゃん!」と思い込んでしまいます。

確かに、資金があれば損切りをしないトレードは勝率が高いです。
ところが、いくら勝率が高くても損切りをしないトレードを続けているといつかは資金がなくなります。
次のトレード結果を見ると一目瞭然です。
トレード | 勝ち | 負け | 合計 |
1 | 11,000 | 11,000 | |
2 | 7,000 | 18,000 | |
3 | 11,000 | 29,000 | |
4 | 3,000 | 32,000 | |
5 | - 53,000 | -21,000 | |
6 | 1,000 | -20,000 |
この場合、5勝1負なので勝率は83.3%もあるのですが、最終的には損失が出ていますね。
たとえビギナーズラックで最初勝ったとしても1回の大きな負けで多額の資金を失ってしまいます。
よくある初心者のトレード結果です。
勝ちトレーダーのほとんどはこの結果と逆のパターンです。
つまり損失が小さく利益が大きいのが理想です。
勝率は損失と利益のバランスにもよりますが、5割なくても大きな利益を手にすることができます。
ただ、損小利大にするためにはどうしてもスキルや知識が必要になります。
そこで大切なのが「FXの勉強」なのです。
「FXはギャンブルだ」と言う人も多くいますね。
もちろん、FXをギャンブルとして楽しむこともできるでしょう。
勘に頼ったトレードで、たまたま予想が当たり大きく稼げることもよくあります。
ただギャンブルでは、「継続的に」勝つのは難しいですよね。
「継続的に」稼いでいるトレーダーにとってはFXは投資となります。
つまりやり方一つで、FXはギャンブルにも投資にもなるのです。
このサイトでは「まずは資金を守る」ことに重点を置き、資金管理やリスク管理で役立つ情報を中心に発信しています。


1. 自分に合ったFX会社の口座(アカウント)開設をする


その方が、FXのスキルや知識の理解や吸収が早いからです。
例えば初めて自転車に乗る時のことを考えてみましょう。
まずは自転車に乗ってみますよね。
おそらく、ペダルやハンドルの動きを勉強したり、どうしたら転んでしまうのか、どうすれば真っ直ぐ進むことができるのかなどを勉強したりして自転車に乗ると言う人はいないと思います。
FXも同じです。
とにかくまずは始めてみなければ分からないところも多いです。
例えば、最初は「買い」「売り」の理解もなかなかできないと思いますが、実際に取引してみると簡単なことが分かると思います。


大切なのは、どのFX会社を選ぶかと言うことですね。
もちろんFX会社を比較して選ぶことになるのですが、国内には40社以上のFX会社があるので、全てを比較してから選ぶというのは大変ですよね。
また初心者の場合は、まだトレードスタイルも決まっていない場合も多く、自分に合ったFX会社がどのようなものか分からない場合が多いですよね。
そのような場合は、経験者が初心者におすすめしているものを選ぶのが一番安心でしょう。
こちらのカテゴリの記事も参考にして下さい。
〜初心者におすすめの会社〜
口座開設には費用はかからないので、迷うものがあれば同時に複数開設して実際に試してみるのもいいですね。
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つまりどれくらいの資金で始めるのかということです。
最初は少額またはデモトレードから始めるのがおすすめですが、そもそも少額の定義というものは人により違うはずなので、どれくらいの少額からの取引を考えているのかということである程度FX会社は絞られます。
またデモトレードから始めてみるということであれば、デモトレードが可能なFX会社を選ぶことになりますね。
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初心者のうちはあれもこれも判断材料にしてもわけがわからなくなるので、最初の始め方つまり少額かデモトレードかに焦点を合わせて選ぶと良いですね。
FX会社 | 最小取引単位 | 目安の資金 | デモ |
![]() |
1万通貨 | 10万円 | ○ |
![]() |
1万通貨 | 10万円 | ○ |
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1,000通貨 | 1万円 | × |
![]() |
1,000通貨 | 1万円 | × |
![]() |
1,000通貨 | 1万円 | × |
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100通貨 | 1000円 | × |
![]() |
1通貨 | 10円 | × |
※目安の資金はレバレッジ10倍程度の場合
チェック!
- まずはFX口座を開設してみる
- 同時に複数開設もおすすめ
- 初心者は最小取引単位やデモトレード が利用できるかどうかに注目して選ぶ
デモトレードならGMOクリック証券FXネオ

GMOクリック証券 [FXネオ]
何よりもまず、8年連続取引高国内1位「ファイナンス・マグネイト社調べ2012年1月~2019年12月」の実績があります。あらゆる角度から見てもスキのないオールラウンダーの会社です。スマホツールの使いやすさやについては、No.1と言ってもいいでしょう。サポート体制もしっかりしており、お問い合わせに24時間対応しています。「迷ったらココ」と言われるほど信頼性のある会社です。初心者からプロトレーダーまで満足度の高い会社です。
GMOクリック証券[FXネオ] 基本情報 | |||
取引単位 | 通貨ペア数 | ||
10,000通貨 | 20 | ||
スプレッド(原則固定)※例外あり | |||
米ドル/円 | ユーロ/米ドル | ユーロ/円 | 英ポンド/円 |
0.2 銭 | 0.4 pips | 0.5 銭 | 1.0 銭 |
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少額で始めるならマネーパートナーズ

マネーパートナーズ
ストロングポイントとしては約定力がNo.1ということです。矢野経済研究所が行なっている調査において10年連続で約定力No.1という評価を受けています。スプレッドも主要通貨についてはGMOクリック証券やDMM FXを上回る水準もあります。またパートナーズFX nanoを利用すると取引単位が100通貨からとなり、初心者がトレードを練習するのにも向いています。
マネーパートナーズ 基本情報 | |||
取引単位 | 通貨ペア数 | ||
10,000通貨(100通貨) | 20(18) | ||
スプレッド(原則固定)※例外あり | |||
米ドル/円 | ユーロ/米ドル | ユーロ/円 | 英ポンド/円 |
0.3 pips (0.4 pips) |
0.3 pips (0.8 pips) |
0.4 pips (0.7 pips) |
0.9 pips (1.2 pips) |
※( )の値はパートナーズFX nano
2. FXの勉強をしながら、少額またはデモトレード で実際に取引をしてみる
口座開設が終わったら、実際に取引をしながらFXの勉強をしましょう。
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まずはFXの基礎知識を身につけることから始めて見ましょう。
こちらのカテゴリの記事も参考にして下さい。
〜FX基礎知識講座〜
最初は分からないことだらけだと思いますが、特に重要なキーワードをまとめました。
重要キーワード
- スワップポイント
- レバレッジ
- ロスカット
- 損切り
詳しくは別記事にて説明していますが、それぞれ簡単に説明しておきますね。
FXは2つの通貨を売買(交換)することで利益を狙うのですが、大きく分けると2通りの稼ぎ方があります。
FXの2つの稼ぎ方
- 為替差を狙う
- 金利差(スワップポイント)を狙う
※両方を同時に狙うこともできる
為替差を狙うトレード

通貨の貨幣価値はいつも同じではないですよね。
1ドル100円の時もあれば1ドル120円の時もあります。
例えば1ドル100円の時に1ドル買って、120円になった時にその1ドルを売ると20円の利益が出ますね。
為替レートは日々変動していますが、その為替差を狙った取引が一つです。
例えばドル円であれば、1万ドルの取引をすれば1円の為替差で1万円の利益です。
ドル円をトレードした時の取引数量ごとの為替差による損益額をまとめました。
取引数量と為替差と損益額の表
取引数量 | 1銭(1pips)の損益 | 10銭(10pips)の損益 | 1円(100pips)の損益 |
1ドル通貨 | 0.01円 | 0.1円 | 1円 |
100ドル通貨 | 1円 | 10円 | 100円 |
1,000ドル通貨 | 10円 | 100円 | 1,000円 |
1万ドル通貨 | 100円 | 1,000円 | 1万円 |
10万ドル通貨 | 1,000円 | 10,000円 | 10万円 |


レバレッジについて
FXは資金効率が良いと言われる理由にレバレッジがあります。
最大25倍までレバレッジをかけることができるので、取引数量の25分の1の資金つまり4%の資金で取引が可能なのです。
最大のレバレッジ25倍で取引した場合は、1万ドルの取引に必要な資金はたった4万円になります。
このような取引に必要な最低の資金のことを必要証拠金と言います。
1万ドル通貨に必要な資金とレバレッジの関係
※レートが1ドル100の場合
ただしレバレッジを上げて取引するのはハイリスクハイリターンなので初心者のうちはやめておいた方が良いです。
最大のレバレッジ25倍で取引するのは次に説明するロスカットにすぐにかかってしまうので現実的ではありません。
レバレッジをかけるのであれば最初のうちは必ず少額の資金でトレードするようにしましょう。
金利差(スワップポイント)を狙うトレード

各国で通貨の政策金利が決められており通貨ごとに金利は異なります。
そのため高金利通貨を買って保有した場合、2つの通貨ペアの金利差からスワップポイントというものが毎日発生します。
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高金利通貨には南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソなどがあります。
例えばトルコリラ円の通貨ペアの場合は2019/9/30時点でスワップポイントが1万トルコリラあたり70円となっています。(みんなのFX)
資金100万円で20万トルコリラを買って保有したら1年間でどれくらいになるでしょうか。(レバレッジ3.6倍)
70 × 20 × 365 = 511,000円
なんと1年間保有した場合のスワップポイントは511,000円になります。
ただし、金利の変動リスクがあること、またスワップポイントを狙ったトレードでも為替差による損益が発生するので為替変動リスクもあります。
あまりレバレッジを上げすぎると多くの損失を抱えて最悪はロスカットということにもなるので注意が必要です。
ロスカットについて


先ほどのレバレッジの話も関係してきますが、取引量の4%が必要証拠金と言いましたね。
為替差による損失が出てこの必要証拠金が維持できなくなったとき、つまり必要証拠金が100%を割れた時に強制的に決済されるというロスカットルールを採用している会社が多いです。
その場合、レバレッジ25倍の取引は少しでも含み損が出たらロスカットになります。
会社によっては、ロスカットが証拠金維持率50%を割れるまで執行されないところもあります。
ただその場合でも次の日には証拠金維持率が100%以上になるように追加証拠金を入金しなければなりません。(追証)
ここら辺の話は難しいのですが、簡単に説明すると必要証拠金は常に100%以上を維持しなければいけません。
ロスカットにすぐにかからないように資金に対しての取引量を調整する(レバレッジを調整する)ことが大切です。
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損切りについて

冒頭でも説明したようにどれだけ勝ちを重ねても一回の大きな負けでトータルマイナスになるのがFXの世界です。
ルールを作り、機械的に淡々と損切りができるようになることが大切です。
欲望のままにトレードをしていると人間は自然と損失が大きく、利益が少なくなる行動心理が働くようです。(プロスペクト理論)
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いざエントリーしてトレードをする前に、どこまで損失が膨らんだら決済するか、またはどこまで利益が伸びたら決済するのかを決めておきましょう。
ポイントは損小利大です。
損失が出たら早めに撤退して、利益はなるべく伸ばすようにします。
損失と利益のバランスをリスクリワードと言いますが、どの程度に設定するかはトレードスタイルや通貨ペア、相場環境や勝率によっても異なるので、トレードを検証して適切な値に設定する必要があります。
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実際にトレードの経験を積む事が大切
ここまでで重要キーワードを簡単に説明してきましたが、このようなキーワードを勉強しながら実際に少額かデモでトレードをしてみましょう。
まだよくFXを理解していない状況なので、失敗することもたくさんあると思います。
そのための少額トレードやデモトレードなのです。
また自転車の例で例えると、いきなり公道に出て練習はしないですよね。
まずは転んでもいい、公園などで練習するはずです。
さらには最初のうちは補助輪をつけたり、膝当てやヘルメットをかぶったりして練習することが多いです。
転んだとしても最小限の怪我に抑えてくれるのと同じように、FXで失敗した時も最小限の損失で抑えることができるように、はじめは少額またはデモトレードで始めることが大切です。
例え少額トレードやデモトレードだったとしてもリスク管理の知識をしっかりと身につけることが重要です。
FXの始め方については、本なども参考になると思いますが、リスク管理についてはあまり詳しく書かれていない場合も多いです。
当サイトではリスク管理のカテゴリを作っていますので、記事を何度も読み返してリスク管理を身につけましょう。
〜FXリスク管理講座〜
どうしても稼ぐことばかり考えてしまいがちですが、まずは資金を守ることが大切です!
3. 取引結果を振り返って成功トレード、失敗トレードを検証する
FXの勉強をしながらトレードをしていると、おそらく注文方法など取引方法などについてはだいぶん分かるようになってきます。
ただ、最初のうちは結果が伴っていない場合が多いと思います。
ここからはトレード結果とチャートを照らし合わせて改善していくのに多くの時間を使います。
自分のトレードの中で、成功トレードと失敗トレードがあるのは分かるはずです。
成功トレードを検証して、成功トレードを増やすことも大切なのですが、まずは失敗トレードを検証して無駄にトレードしないようにすることがそれ以上に大切です。
チャートを元にトレード履歴を検証して、失敗トレードを減らすだけでトレード結果がマイナスからプラスになることもよくあります。
このように失敗トレードをチャートをもとに検証して減らしていくのが次のステップです。
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例えば、「この時間帯にエントリーすると損切りに合うことが多い」、「損小利大になっていない」、「押し目や戻りでエントリーできていない」など、失敗の原因を理解して、そのようなトレードをどんどん減らしていきます。
そのために特に重要なのがチャートを読みとる力です。
どれだけ優位性の高いエントリーポイントだけを厳選してトレードするかが重要になります。
チャートを読み取るためにはテクニカル分析やチャートの形状、時間帯、通貨ペアごとの特徴などを総合的に判断する必要があるので、身につけるまでには当然時間がかかります。
ただ勝っている1割のトレーダーの中に入るには避けて通れないので根気よくチャート検証をしてみましょう。
失敗トレードが減ってきたら、成功トレードについても検証してみましょう。
例えば、成功した時のチャートの形はどのような形だったのかを覚えておくようにすると次にもつながります。
例えば、上のチャートの赤丸で「買いエントリー」すると優位性が高いです。
このような形を自分でも成功トレードから探してみることです。
カテゴリ「FXを勉強しよう」の記事も参考にして下さい。
〜FXを勉強しよう〜
チェック!
- 自分のトレード結果から失敗トレードを検証して取り除く
- 成功トレードを検証して得意な形を意識する
4. 成功トレードの特徴をつかみ、手法やルールを作り、試してみる
自分のトレードをチャートを元に検証し、ある程度エントリーが絞られると、自然にルールや手法が確立されていくはずです。
例えば、成功トレードの検証結果から「午前8:00~9:00に、損切り10pips、利益30pipsでボリンジャーバンドでトレンドを判断してエントリーすると優位性が高い」と仮説を立ててみます。
そして過去チャートから仮説通りにトレードをしたらどのような結果になるのかをシミュレーションします。
また、どんなチャートの形の時にチャンスが多いのかが分かれば、過去チャートからその形がどれくらいの頻度で出現しているのかを調べます。
過去チャートにおいてこの手法、ルールは稼げると判断できたらそれらを一定の期間試してみましょう。
この段階もまだ少額またはデモトレードで行うと良いですね。
チェック!
- 自分のルール、手法が出来たら少額またはデモトレードで一定期間試す
5. 上手くいけば、資金を増やしてPDCAサイクルを回しながらトレードをする
自分のルールや手法を実際のトレードで試してみて、上手くいくようであれば、資金を増やしてトレードをする、逆に上手くいかない場合は、また成功トレードと失敗トレードをさらに検証することになります。
この繰り返し、つまりPDCAサイクル(Plan計画/Do実行/Check検証/Action改善)を回していくことで、どんどんトレードスキルがアップして稼げるトレーダーに近づきます。
相場環境は常に変化しているので、自分のルールや手法が機能しなくなることもあります。
そのような場合にこのPDCAサイクルを回す力を身につけて入れば手法を少し修正するだけで改善することもあります。
人から手法だけを聞いて実際に自分で試しても継続的に勝つことが難しい理由がこのようなことと関係しています。


どれだけ時間がかかるかは読めないところがありますが、本当のトレードスキルが身につくとFXは資金効率が良いので、雪だるま式に資金を増やすことができます。
FXはハイリスクハイリターンということで敬遠されることもありますが、ハイリスクを減らすスキルを身につけることができればこれほど魅力的なものはありません。
FXで稼ぐためには?


いきなりFXの市場に入るということはプロの世界に入るということです。
その世界には、機関投資家と呼ばれる顧客の資金を預かり、運用しているプロの投資家(ヘッジファンドなど)や、輸出入企業、また個人投資家でも何10年もトレードをしている専業トレーダーなどが同じ市場にいて通貨の売り買いで戦っているのです。
時には国家が意図的な要人の発言や為替介入などで自国の通貨を守るために市場に参入する場合もあります。
FXはお金の奪い合いです。
つまり負けたトレーダーの損失は勝ったトレーダーの利益になるのです。
このようなプロ達がお金の奪い合いをしているような市場に初心者はいきなり参入することになるのです。
一旦市場に入れば、プロも素人も関係ありません。
何も知識がない初心者はお金だけを奪われて帰ってくることになります。
合わせて読みたい
例えば、プロ野球の試合に野球未経験者がいきなり出場することを考えてみてください。
バッターボックスに立ってプロの投手の球を打てるでしょうか?
おそらく打てないですよね。
もしかしたら、怖いながらも目をつむって思いっきり振ったバットがたまたまボールに当たることもあるかもしれません。
ただそれはまぐれであることは誰にでも分かることです。
10回バッターボックスに立ってまぐれで打てても多くて1回でしょうか。
残り9回はバットがボールに当たることなく終わってしまうでしょう。
練習を一回もしたことがない素人がいきなり試合に出てプロに勝てる訳はありません。
FXも全く同じです。
いきなり市場に参加しても勝つことはできません。
それどころか負けて資金を失うことになるでしょう。


少額トレードやデモトレードで失敗をたくさん経験しながら、FXをしっかり勉強して正しい知識を身につけることができればFXは怖くはありません。
稼げるようになるまでには練習が必要ですが、その練習というのは素人がプロ野球選手の球を打てるようになるまでの練習に比べるとはるかに簡単なことです。
FXを勉強し、知識を身につけたり、トレード練習をしたりする努力をしないまま、いきなり多額の資金でFXを始める人が多いので先ほどの「9割は負ける」ということになるのです。
FXの正しい始め方を知らないまま即座に利益を求めようとするので多くの人が失敗します。
どんな仕事でも一人前になって稼ぐまでには、それなりの時間が必要です。
まずは必要な知識をしっかりと身につけながらトレードの練習をしましょう!
当サイトについて
当サイトはFX初心者に対して口座開設からリスク管理を考慮したトレードができようになるまでに必要な情報を発信しています。
自分が経験したように、何も分からない状態でFXを始めて多くの資金を溶かして欲しくないという思いからサイトを立ち上げました。
これまでに手に入れた知識や経験したことを惜しみなく伝えていけたらと思っています。
そして、当サイトの趣旨としては「リスク管理を徹底し、わずかであっても継続的に利益を出す」ことです。
つまり一攫千金のような手法を発信するのが目的ではありません。
一番重点を置きたいのは資金を減らさないことです。
資金を減らしさえしなければ、いつかはトレードのスキルを身につけ雪だるま式に増やしていくことができます。
まずは自分の資金を守ることを考えましょう!
【厳選】初心者におすすめのFX会社
ここでは数あるFX会社の中から、特に初心者におすすめのFX会社を厳選してご紹介します。
おすすめする会社の中でも、細かなところで違いはあるのでそれぞれの詳細ページを参考にして自分に一番合ったものを選択するようにしましょう。
おすすめのポイント
- 主要通貨ペアのスプレッド
- 高い約定率
- 主要通貨ペアのスワップポイント
- 取引ツールの使いやすさ
- 会社の信頼性
- サービス・サポートの充実
以上を総合して個人的に特におすすめしたいものを選びました。
様々な項目がありますが、その中でも特に重視したのは「取引ツールの使いやすさ」と「会社の信頼性」です。
とことん自分に合ったものを選ぶためには複数口座を開設し、実際に使ってみて比べてみるのも良いでしょう。
GMOクリック証券 [FXネオ]
何よりもまず、年8年連続取引高国内1位「ファイナンス・マグネイト社調べ2012年1月~2019年12月」の実績があります。あらゆる角度から見てもスキのないオールラウンダーの会社です。スマホツールの使いやすさやについては、No.1と言ってもいいでしょう。サポート体制もしっかりしており、お問い合わせに24時間対応しています。「迷ったらココ」と言われるほど信頼性のある会社です。初心者からプロトレーダーまで満足度の高い会社です。
GMOクリック証券[FXネオ] 基本情報 | |||
取引単位 | 通貨ペア数 | ||
10,000通貨 | 20 | ||
スプレッド(原則固定)※例外あり | |||
米ドル/円 | ユーロ/米ドル | ユーロ/円 | 英ポンド/円 |
0.2 銭 | 0.4 pips | 0.5 銭 | 1.0 銭 |
DMM.com証券 [DMM FX]
とうとう口座数が70万口座を突破してFX口座数国内No.1、取引高についてもGMOクリック証券に続き世界No.2となっています。スプレッドもGMOクリック証券と並び業界最狭水準、サポート体制は業界初のLINEによる問い合わせも可能です。ツールも初心者に扱いやすいことで知られています。取引システムも安定していて、約定力が強く滑りにくいと評判です。
DMM.com証券[DMM FX] 基本情報 | |||
取引単位 | 通貨ペア数 | ||
10,000通貨 | 20 | ||
スプレッド(原則固定)※例外あり | |||
米ドル/円 | ユーロ/米ドル | ユーロ/円 | 英ポンド/円 |
0.2 pips | 0.4 pips | 0.5 pips | 1.0 pips |
マネーパートナーズ
ストロングポイントとしては約定力がNo.1ということです。矢野経済研究所が行なっている調査において10年連続で約定力No.1という評価を受けています。スプレッドも主要通貨についてはGMOクリック証券やDMM FXを上回る水準もあります。またパートナーズFX nanoを利用すると取引単位が100通貨からとなり、初心者がトレードを練習するのにも向いています。
マネーパートナーズ 基本情報 | |||
取引単位 | 通貨ペア数 | ||
10,000通貨(100通貨) | 20(18) | ||
スプレッド(原則固定)※例外あり | |||
米ドル/円 | ユーロ/米ドル | ユーロ/円 | 英ポンド/円 |
0.3 pips (0.4 pips) |
0.3 pips (0.8 pips) |
0.4 pips (0.7 pips) |
0.9 pips (1.2 pips) |
※( )の値はパートナーズFX nano
トレイダーズ証券 [みんなのFX]
まずはスプレッドとスワップポイントの両方が、業界トップクラスです。スワップ運用に人気のトルコリラ/円の扱いもあり、スワップポイントも高いことから運用を考えている人にはおすすめの口座です。また各種ツールが初心者にも分かりやすいと好評です。また初心者に嬉しい無料オンラインセミナーを毎月開催していて役立つ情報を手に入れやすいです。
トレイダーズ証券[みんなのFX] 基本情報 | |||
取引単位 | 通貨ペア数 | ||
1,000通貨 | 27 | ||
スプレッド(原則固定)※例外あり | |||
米ドル/円 | ユーロ/米ドル | ユーロ/円 | 英ポンド/円 |
0.3 pips | 0.3 pips | 0.4 pips | 0.9 pips |
※スプレッドは取引数量により変化